東京マラソン体験記
〜沿道の応援から得るもの〜
第2話 沿道へ感謝する序盤戦
はじめての給水ポイント。
特に汗をかきやすい僕は必ず給水をとる。
アミノバリューを飲んだ後、水が置いてあった。
なんと小さなペットボトルだ。
僕はペットボトルを手に取ったが、さすがに飲みきれない。
半分以上残し、捨てた。
非常にもったいないが、
運営サイドでは、ペットボトルを持って走れという意味なのだろう。
走っている方としては、何かを持って走るのは、少し走りにくい。
“こうしてほしい”という善意は、
ニーズに応じていないとアリガタ迷惑になることを改めて実感される。
さて、皇居を過ぎ、日比谷に来た。
沿道には人が多くなってきた。
また沿道で行われているイベントも横目で見ていても面白い。
小さな子供が踊っている横で、おばさんが踊っていた。
嬉しいのだが、そのギャップが面白い。
「楽しませる」というのは、やっているコトだけではなく、
その状態や状況が楽しいというのもあるんだなぁとも。
ただ、踊っているおばさん達が生き生きしている姿を見るのが、また嬉しい。
三田を過ぎ、品川の15Kmの折り返しを迎える。
ハーフマラソンの15Kmはもうヘトヘトの状況だけど、
今はなんとなく大丈夫。
依然としてキロ7分のペースを保っている。
沿道には応援してくれている人々が、
まだ元気なので、手を出してくれている人とは、
ハイタッチをしながら走っていく。
顔も名前も知らない人だけど、手を出して応援してくれている。
僕は「ありがとうございます」といいながら、
ハイタッチをしていく。
なんだか完走するための勇気をもらっているようだ。
その人が僕に声援を送っているのかといったらそうでもない。
ただ、僕はその人のおかげで勇気をもらえる。
人の意図に関わらず、自分にとって必要なことであれば、
感謝する気持ちが大事であること。改めて感じる。
2011年04月08日
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