東京マラソン体験記
〜沿道の応援から得るもの〜
第3話 自分のペース
田町を過ぎ、有楽町・銀座へ向けて走っていく。
銀座から日本橋にかけて、たくさんの人が沿道にいる。
顔を見ているのも気持ち悪くなりそうだが、
たくさんの声が聞こえてきて楽しい。
日本橋にさしかかったところで、大きな声援があった。
何かと横を見たら、山田親太郎や小島よしおが歩いていた。
おぉ、僕も芸能人を抜かせるようになったか。
と少し嬉しい気持ちになった。
まだ走る元気がある僕は、すぐに抜かしていった。
浅草までいく間に20Km地点を過ぎる。
20Kmまでキロ7分のペースをほぼ守りきって走れた。
これは僕にとって計画通りにいったという成功体験の一つとなった。
このペースでいければいいけれど、
そううまくいかないこともよくわかっているつもりだ。
「少し早いけど」と思いながら、給水所の前でPowerbarを口に含んで、
給水で一気に流し込む。
その後に給水所で手にしたバナナとパンを頬張りながら、浅草・雷門を目指す。
疲れた時のための早めの準備が必要だ。
何事も先が分かるならば早めの準備は有効的だ。
浅草近辺にやってくると食べ物を差し出してくれている沿道の人が多くなってきた。
食べたい気持ちはあるが、取るために止まる勇気がない。
止まってしまうと今のペースが崩れそうだ。
自分のペースを守ることが大切なコトを教えてくれる。
ペースは相手に合わせることではなく、自分のきつくないペースを守る。
ビジネスでは時として、それが自分よがりで悪いことのように思えるが、
自分の能力が一番発揮できるペースが仕事も効率的に進むのではないだろうか。
2011年04月09日
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