AKBの総選挙があり、
号外になるほどの話題となった。
投票権の付いた「Everydayカチューシャ」は、
Mr.children「名もなき詩」を超える売上という話になるほどだ。
ミスチルファンとしては、
少し微妙な気持ちだ。
だけれども、
ビジネスの形が変わってきたのだと妙に感じる。
着うたフルなどに代表されるように、
現在はダウンロードして音楽を聴く時代にもなってきた。
良い曲だから・・・
自分の心境に合っているから・・・
などでは、もはやCDは売れない。
曲をダウンロードして、自分の携帯や音楽プレーヤーに入れておけばよい。
曲が良いから・・・だけではなく、
CDそのものを買うために、付加価値をつけなくてはならない。
この付加価値のうまい仕組みが総選挙の投票権だったとも言えるだろう。
そして、
たくさんの人が買うのではなく、一部の人がたくさん買う。
その考えも斬新だ。
一部の人が応援するために、
そのアーティスト(アイドル)をたくさん買う。
アーティストが良いから買うのでもなく、
曲がいいから買うのでもなく、
アーティストや曲を応援したいから買う。
ここに大きな違いがあるような気がする。
僕らビジネスの世界では、
「うちの商品は良いから買ってください」
という売り込み型営業や
「こういう商品がほしんだよ」「はい、分かりました」
という御用聞き営業や
顧客の真のニーズをさぐる提案営業
など、ビジネスの世界でも、
必要に応じて、営業スタイルを変えてきている
このAKB総選挙の構図から、得られるものは何だろうか。
どんなに売込みがうまい営業だって
どんなニーズに答える御用聞き営業だって、
どんな的を得た提案をする営業だって
顧客から応援される営業には
かなわない。
AKBがファンから応援されるためにしてきたことは、
ビジネスにも通じるものがある。
そして、ビジネスにおける付加価値とは・・・
2011年06月12日
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なんかハっとさせられた記事でした。
もう差別化が難しい業界ではこういう事が大切だなぁと思います。単なる価格競争じゃ無理だしねぇ。。。
読んでくれてありがとう。
本当に総選挙はうまい仕組みだと思った。
こういう違う売り方で既存のものを売るという仕組み、考えてみたいなぁ。