もうすぐいろんな企業で始まる新人研修。
指示の受け方であるとか、
ホウレンソウであるとか、
論理的思考であるとか、
「学生の教育」と「社会人の教育」が
まるで違うかのような考えのもと、
これから社会人になるという節目も
兼ねて行う。
最近では、こういった新人研修をしても
働き始めるとやっぱり出来ない人が増えていると聞く。
コミュニケーションスキルが足りないという
課題が浮き彫りになってくる。
出来ない人は採用したくないと企業側が考え、
採用のためと就職前に頑張る学生側が考える。
イタチごっこのような状況だ。
そんな中、興味深い取り組みを目にすることができた。
昨日、今日と、熊本において、
eaoチャイルズコミュニケーションスクール
(http://www.eaoschool.com)
の活動を拝見させていただきました。
幼少期(4歳〜)に社会人で
必要とされるようなスキルを教えることを行なっている。
例えば、
順序だって話をする報告の仕方だったり、
他人と気持ちよくできる姿勢だったり、
机の上や資料を整える整理整頓だったり、
分かった理解したことを復唱することだったり。
思えば、子供でもできるんだよな〜と
改めて感じさせられる。
昔は、仲間の間、親との関係の間、先生との関係の間で
鍛えられていたことが今は場所を設けて行う必要があるという。
こういった対人関係教育を子供のうちにしておけば、
社会人になったとき、たとえ途中の学生教育で忘れていたとしても
もう一度、教育を受けたときに、思い起こし、身につきやすいのだろう。
そう僕が今、将棋をしたときに思い起こしやすいように。
これほど社会で対人関係スキルが必要とされる時代、
せっかく能力があっても、そこに問題があるケースも多い。
能力を的確に発揮するためにも
対人関係スキルを早めに身につけておくのは有利に働くだろう。
社会人での育成の最終的な形は、
幼少時期の育成にあるのかもしれない。
こういった“eaoチャイルズコミュニケーションスクール”の
取り組みが普通になる日が来るのも近いのかもしれない。
2012年03月25日
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