2007年12月22日

ホノルル体験記 第6話

【 第6話 別れ 】

思うようにスピードがでず、
キロ9分〜9分30秒に落としてゆっくりと走っていた。

ハーフを過ぎて、
23キロ地点に差し掛かろうとした

そのとき、

後ろから「やっと追いつきました!!」という声が聞こえた。

なんとしのさんだ!! 

“え〜〜あれだけ時間を置いて、離したと思っていたのに〜”
と自分の中でしのさんを甘く見ていたことが反省した。

「いや〜飛ばしましたよ〜、
6時間以内で走りきるというミッションのほかに
今村さんに追いつくというミッションが僕の中に
できましたからね」と
元気に語るしのさんを横に
僕は“もうしのさんについていくことはできないだろう”
と悟った。

そうして逆車線では5時間ペースランナーが過ぎ、
“あれ!?HKさんはもう行っちゃったのかな〜”と
思っていたときであった。
疲れた顔してHKさんが向こうから走ってきた。

「今村さん、もうダメかも・・・」と弱気な発言が聞こえた。

“え〜HKさんでももうきついのかぁ・・・”
僕の倍以上練習をして、
初マラソンに一緒に挑戦をしている
HKさんの弱気な発言に僕は少し驚いた。

その後、
ハイタッチをして
僕はまたゆっくりとしたペースで走り続けた。

そして、フリーウェイが終わり、
25Km地点を過ぎたあたりに給水所があった。

そこで給水をしたのち、
徐々にスピードが出なくなってきた。

しのさんから
「今村さんファイト!」
という声をかけてもらった。
本当に心強い。

ただ僕はもうその応援に応えるだけの力が残っていない。
足の痛さを堪えながら走り、
全体的な疲れからくるしんどさがピーク近くにきていた。

あまり話をすることができない僕を横目に、
しのさんは下り坂で人がたくさん走っている風景を
携帯写真に収めていた。

もはや僕はキロ8分30秒すら
維持することがままならない。
キロ9分30秒のペースで走っていた。

そうして、26Kmを過ぎたあたりだろうか。

僕から
「しのさん、僕に合わせていたら6時間を切れなくなるよ。
先に行ってください」と言った。

しのさんは
「ごめん、じゃあ、先に行くよ」と応えた。

僕は少しホッとした気分だった。

「じゃあ、ゴールで!」と言って別れた。

迷惑をかけるわけにはいかない。
これまで本当に感謝する気持ちでいっぱいだった。

走る前に自分の力を少し過信していた自分を情けなく感じた。

posted by nowvillage at 15:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マラソン
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