2007年12月29日

ホノルル体験記 第9話

【 第9話 なぜここに!? 】

ゆっくりとしたスピードだったが、
徐々に慣れてくると、
昔のキロ8分30分のペースが蘇ってくる。

そうしてフリーウェイを降りて、
住宅地を走り始めた36Kmくらいの地点だ。

足がピキピキといい、危険な感じがしたので、
止まった。

少し休め、またジュエリーエッセンスを塗って、
ゆっくりとしたスピードで走り歩いた。

そのような繰り返しを続けていた。

その時だった!

「今村さん!」

何か聞き覚えのある声がする。

振り返ると、「あれ??HKさん!!」
とっくの昔にすれ違い、
もうゴールしている時間だと思っていた
HKさんが目の前にいた。

「どういうことですか??」
と話を聞くと、

どうやら膝がやられたようだった。

歩くスピードもかなり遅く歩いていた。
僕も一緒に歩いた。

「だめだ、もうこれ以上のスピードで歩けない。オレの負けだ」とHKさん。

もちろん負けとか勝ちとかではないが
確かに歩く速さは、キロ14分を示していた。

これでは1時間経っても4Kmちょっとしか進まない。

「ちょっとさ、服が擦れて痛くなってきているから
 ワセリンを返してもらえる?」
まさかレース途中で借りて、
レース途中で返すことになろうとは考えもつかなかった。

しかも、この時間にHKさんと歩いていること自体、
想定外のことだ。

「僕はせめて歩くとしてもキロ10分くらいで歩きたい。」
と話すと
「オレはもうこれ以上のスピードはでないから、先に行って」
これまで一緒に5回も大会に出たが、
HKさんより前を走ることは、
いままで一度たりともなかった。

「じゃあ」と少しずつ僕は走り始めた。

残り4Km、
ちょうどダイヤモンドヘッドをゴールのほうへ
帰っていくところだ。

僕は最後の力を振り絞り、時折サングラスをかけながら、
ラスト4Kmでは、歩くことなく走り続けた。
速さはキロ8分〜9分の間のスピードで最後は走り続けた。

歩くことに少し慣れつつあった
少し僕は走ることがきつかったが、
4Kmくらいはいつも走っているじゃないか。

練習の距離を思い浮かべながら、
“あそこまでと同じ距離だからたいしたことないんだぞ”
と自分に言い聞かせた。

いつもの練習が自分が支えること、改めて感じる。
posted by nowvillage at 13:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マラソン
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